元・田中商会の田中と申します。
かれこれ10年くらい前に、それまで製造販売が終了していた、1940~1950年頃に大ヒットしたミゼット版フィルムカメラ、いわゆる豆カメラ用のフィルムを復活させた者です。
一時期は起業し、ミゼット版豆カメラを一貫製造販売しておりました。ファンにも受けてカメラ雑誌などにも紹介されたりしました。
しかしあまりにも安価な販売価格が仇となり、たちゆかなくなり、田中商会は閉店となりました。
しかし、自費を投じて製造したスプール用金型一式、既存の35㎜フィルムから精密にミゼット版フィルムを抜く抜き型、スプール完成図面、裏紙を使うブローニー式のための遮光紙図面やメーカーに残された抜き型データ、その他ミゼット版フィルムを廃棄するのは忍びがたく、製造業に趣のある方、またはミゼット版フィルムの復活を強く望まれる方に、機材一式とスキルを継承していただきたくエントリーした次第です。
今回出展するのは下記のとおりです。
・ミゼット版フィルム用スプール製造用抜き型、プレス型、圧着型一式。
防錆処理を施しておりましたが、経年のため多少のメンテナンスは必要かもしれません。
・ミゼット版フィルム用スプール完成図面。
これにより板金業者は加工手順、どの金型をどう使うかがわかるそうです。
・遮光紙図面。フィルムを露光させることなく、またフィルム送りの間隔を確認するためのスプールに次ぐ重要図面です。
・35㎜フィルムからミゼット版フィルムを打ち抜く手動式抜き型。36枚撮り35㎜フィルムからミゼット版フィルムを7本分カットできます。
35㎜フィルムを装填するのに多少のコツが必要ですが、慣れたらスムーズに作業できるでしょう。
・暗視スコープヘッドセット。
完全暗室でフィルム巻き作業を行うために欠かせません。自主製作品で画像はモノクロです。
モニターからの光漏れを防ぐため、使用される方の顔にあわせ遮光が必要となります。
・暗箱。フィルムを一気に大量に抜き保管するための箱です。フィルム抜き型の下に収まるようなサイズです。
・ミゼット版フィルムカメラ「マイクロ」。
フィルムは老舗の写真屋や、大手でフィルムカメラを扱う店なら現像、プリントしてくれます。
・各付属品サンプル。
遮光紙、フィルム固定シール、封緘シール、保護紙、スプール完成品、田中商会印刷済み個装箱(モノクロ、カラー)、それぞれ数十ずつお付けします。
金型が精密かつ重く、総重量100~200kgになりますので軽トラックなどで直接引き取りに来られる方でお願いします。当方茨城県ひたちなか市在住です。
また、近場(関東近辺)なら、荷物をお受取後、直接お伺いして詳細なご説明などいたします。もちろんテレビ電やラインでのご説明もいたします。
長文ですみません。まだまだ伝えたい情報がありますが、まずはこのあたりまでで。
ご質問などございましたらお受けいたします。質問欄からどうぞ。
以上、よろしくお願いします。
(2024年 1月 11日 9時 19分 追加)志によっては量産可能です。対応会社もご紹介できます。価格設定によっては充分利益も期待できます。
お客様の要望でフィルムを独自のものに変えることも可能と思われます。
また、ハワイなどでは豆カメラやクラシックカメラを大量に販売している店もあるそうです。
豆カメラのフィルムは結構多くの店で対応してくれるようです。
フィルム豆カメラブーム、起こしてみませんか?